交流分析は目標を見失っている人におススメ

交流分析講座を修了された受講者の体験談を紹介します。
定年近くなり、人生の目標の再設定に交流分析を活用されています。
掲載の許可をいただいています。


50代 男性 O.Kさん

講座の中でもっとも印象的だったのは、「ストローク」(※交流分析の用語です)の内容ですね。
2つの大きな気づきがあったのです。

1つは、親の影響を強く受けていたことです。
講座の中では、これまで他人からもらってきたストロークをコラージュ作品を作って表現するワークがありました。私はその作品に「ありがとうございます」という言葉を書き込みました。
感謝の気持ちに気づいたのです。

今でもそのコラージュ作品は自分の部屋に飾っています。

もう1つは、知らず知らずのうちに親の期待に沿うように生きてきたということです。
「これをしたら親の期待に背くのではないか」
「これをしていたら親は悲しまないだろう」
という考え方が生き方の物差しにもなっていました。
これは、生きづらさを感じるときの理由の1つになっていました。

ところで、私の好きな言葉は「今、ここ」です。
意識が現在にあればよいのだけれど、過去にあると後悔、未来にあると不安になります。
交流分析を学習して、「今、ここ」により集中できるようになりました。

40代は仕事や子育てに精いっぱいでした。
これはある意味、「今、ここ」に集中できていました。

私は今、50歳半ばを過ぎたのですが、この年齢は不安が高まる時期なのかもしれません。
子育ても終わり、定年も近づいてきました。
自由な時間が増えてきたのですが、これは余計なことを考える時間にもなるのです。

会社の中を見ていても、40代後半とか、50台半ばの社員の中には、「目標を見失っているな」と感じる社員がいます。
これが「黄昏る」ということでしょうか(笑)
そういう波に私も乗っていたと思います。

交流分析を学習して印象的だったことがもう1つあります。
「人生態度」(※交流分析の用語です)のところです。

「I'm OK. You are OK.」(自他ともに肯定)という理想の立場がありますが、
私は、「I'm OK. You are not OK.」(自分は肯定、他人は否定)になりやすいことに気づきました。
ときどきそうなっているので、そのときは「イカン、イカン」と自他ともに肯定の考え方に修正しています。

私はこれまで自分の意見を抑えて、他人に譲ることはあまりなかったのですが、
「他人にも何か事情がある」と考えることもあるようになりました。

私は営業職をしているのですが、部下指導をするときには、
「なぜ」を5回繰り返して尋ねるようにしていました。例えば、部下が何かに失敗したときには、「なぜ」を5回繰り返して、原因追及をしていたのです。

それが最近では、それをしなくなってきていて、その代わりに、
「何か事情があったのか?」と尋ねるようになっています。

すると最近、飲み会の席で後輩から、
「人当たりが柔らかくなってきましたね」
と言われました。

そういうふうに言われるということは、以前の私とは違ってきているようです。
その後輩は以前のような厳しい私であることを期待しているのかもしれませんが(笑)

熊本カウンセリングのこの講座に参加できたのは、何かご縁があったのかなと思います。

私は熊本カウンセリングの講座以外にも、大手の研修会社の研修や、他の心理系の講座に行くことがあります。そういうところの研修は、自分を見つめることが強制されて、受けた後に苦しくなることが多いです。

しかし、熊本カウンセリングの交流分析講座は、自己理解も深められて、同時に楽しさがありますね。

私と同じように「黄昏ている」人や、心理系の勉強をしたい人には、交流分析でも認知行動療法でもよいのですが、何か一つの臨床心理学を体系だって学ぶことを勧めたいです。

(50代 男性 O.Kさん)

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